
「スポーツを習っている子どもの試合をしっかり目に焼き付けたい!その感動を映像にも残したい!でも、撮影に集中すると応援が難しくなる…。」
きっと、多くの保護者の方が同じような悩みを抱えているのではないでしょうか?ミニバスを習う小学生の子どもを持つ私もそんな悩みを持っていました。
そんな時、「PTZカメラを使えば、もしかしたらこの両方が叶えられるのでは?」と思い立ち、試してみることにしたんです。そして、想像以上の感動体験をすることになりました!
今回は、そんな私の経験を元に、PTZカメラを使った撮影スタイルをご紹介します!
PTZカメラってどんなカメラ?
PTZカメラとは、「パン(Pan)」「チルト(Tilt)」「ズーム(Zoom)」の略で、カメラの向きや画角を遠隔で操作できるカメラのことです。
遠隔操作によって人手では難しい安定した撮影しながら、一台のカメラで広範囲をカバーできるのが最大の特長です。
ミニバスの撮影で実感!PTZカメラのココがすごい!
実際にPTZカメラをミニバスの試合で使ってみて、その利便性と機能性に驚かされました。
今回私が使用したのは、コンパクトながらも高性能な光学ズームを備えたPTZカメラ「OBSBOT Tail2」です。遠くのゴール下の攻防や、ベンチの選手たちの表情まで、クリアに捉えることができました。
1. 応援席からラクラク遠隔操作!
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AI生成による位置関係のイメージ

OBSBOTの専用アプリで、映像をプレビューしながら遠隔操作
従来のカメラ撮影では、カメラマンがカメラに張り付いて操作する必要があります。しかし、無線通信に対応したPTZカメラでは、ノートPCやスマホの専用アプリから遠隔でカメラを操作できます。
これが本当に嬉しいんです!応援席に座って、子どもたちの頑張る姿に声援を送りながら、手元のノートPCでカメラのズームや画角を調整できるんです。感動のプレーを見逃すことなく、同時に熱い応援もできる、まさに一石二鳥の撮影体験でした。
2. ショートカットキーで思い通りのカメラワーク!
OBSBOTの専用アプリでは、カメラアングルやショートカットキーを登録できるのが大きなポイントです。キーボードに事前に設定を割り当てておくことで、瞬時にカメラを操作できます。
例えば、「このキーを押したらゴール下のアングルに」「上下左右のキーでカメラをパン」といった具合に、あらかじめ登録しておけば、試合の流れに合わせてスムーズにカメラワークを操作できます。
これにより、応援しながらの片手間での操作でも、ブレのない安定した映像を簡単に撮影できるのです。手動でのパンやズームにありがちなブレが抑えられることは、想像以上にも快適な体験でした。
3. 安全・安心に高所からの撮影が可能に!

2階に設置したOBSBOT Tail2

手すり部分に、クランプでしっかりと固定
小学校の体育館などでは、2階席が試合中に立ち入り禁止になっていることがあります。安全性の確保のために、これは仕方ありません。しかし、コート全体を見渡せる2階からの映像は、戦術分析やチーム全体の動きを記録する上で非常に価値があります。
PTZカメラがあれば、この問題も解決です!事前にカメラを設置しておけば、試合中の立ち入り禁止ルールを破ることなく、遠隔で2階からの撮影が可能になります。これにより、最適なアングルからの映像を、安全に手に入れることができるんです。
プロAVがもたらす新しいスポーツ観戦・記録体験
PTZカメラの登場は、スポーツイベントの記録方法に革新をもたらしています。個人での利用はもちろん、学校やスポーツチームが導入することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 人手不足の解消: 専任のカメラマンがいなくても、少ない人数で高品質な映像を記録できます。
- 多様なアングルからの撮影: 設置場所の自由度が高まるため、これまでは難しかったアングルからの映像も容易に撮影できます。
- 集中できる観戦体験: 撮影の労力が減ることで、参加者全員がより試合に集中し、一体感を味わえます。
PTZカメラで、誰もが「プロ品質の記録映像」を!
PTZカメラを活用すれば、スポーツイベントにおいて応援する人も、プレーする人も、そしてその記録映像を見る人も、すべての人にとってより良い体験を得られるのではないでしょうか。
今回私が実践したノートPCからの遠隔操作とショートカットキーによる効率的な撮影は、応援に集中しながらも、同時に高品質な記録映像を手に入れることを可能にしました。きっと、この映像は子どもたちの成長の記録として、いつまでも輝き続けることでしょう。
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映像や空間演出を手掛けるプロデューサー兼ディレクター。
ProAV Picksでは各種展示会や製品情報のレポートを中心に紹介。